日本歴史地名大系 「瀬峰町」の解説 瀬峰町せみねちよう 宮城県:栗原郡瀬峰町面積:三〇・一二平方キロ郡の南東端に位置し、北は築館(つきだて)町、西は高清水(たかしみず)町、南は遠田(とおだ)郡田尻(たじり)町、東は登米(とめ)郡迫(はさま)町・南方(みなみかた)町と接する。地勢はおおむね平坦で、北半部に標高五〇―九〇メートルの低丘陵が続く。この丘陵中を瀬峰川が南東流し、丘陵南を小山田(おやまだ)川がほぼ東流し、田尻町境を萱刈(かやかり)川が東流し、三河川とも田尻町域の蕪栗(かぶくり)沼に注ぐ。同沼より旧迫川となり、遠田郡涌谷(わくや)町付近で迫川に合流する。小山田川流域、とくに町域東部は低湿地帯で、昭和二五年(一九五〇)に改修される以前は水害を受けやすい地域であった。近世藤沢(ふじさわ)村の宿場名でもある瀬峰も、一説には人々が瀬峰川の浅瀬を渡って舟着場に入りあるいは峰伝いの道に入ったことより名がついたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by