デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「瀬川菊」の解説 瀬川菊 せがわ-きく ?-? 織豊時代の女性。肥前佐賀城主竜造寺政家の家臣瀬川采女(うねめ)の妻。文禄(ぶんろく)2年(1593)朝鮮に出征した夫への手紙を軍船に託すが,船は難破し手紙をいれた小箱が博多に漂着し,豊臣秀吉のもとにとどけられる。秀吉はこれをよみ,その思慕の情をあわれみ,采女の帰国を命じたという。薩摩(さつま)(鹿児島県)出身。本姓は小野。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例