瀬戸子村(読み)せとしむら

日本歴史地名大系 「瀬戸子村」の解説

瀬戸子村
せとしむら

[現在地名]青森市瀬戸子

瀬戸子川の左岸一帯、東は陸奥湾に面し、南は飛鳥あすか村、西は中山なかやま山脈小田川おだがわ(現北津軽郡金木町)、北は奥内おくない村に接する。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡に高二一四・〇五石、うち田方一九八・三五石とある。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高四二〇・三四六石、うち田方三八七・二七六石、畑方三三・〇七石、漆一三三本などが記される。元禄三年(一六九〇)には後潟組に属し、村位は下である(平山日記)。天明八年(一七八八)七月八日、菅江真澄は「外が浜つたひ」に、幕府巡見使を迎える準備の道普請をする人々の様を記した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android