瀬田来(読み)せたらい

日本歴史地名大系 「瀬田来」の解説

瀬田来
せたらい

[現在地名]亀田郡戸井町字瀬田来町

天保郷帳にみえる地名で、小安おやす村の持場の一つ。汐首しおくび岬の東方、蓬内よもぎない川流域にあたる。享保十二年所附に「汐くひ」に続けて「せたら」とみえ、「従是東蝦夷地之内」と記される。天明元年(一七八一)の「松前志」にも「セタラ」とある。「蝦夷拾遺」では「世多良村」として一〇戸弱・二〇人弱、松前へ陸路三〇里余であった。「蝦夷迺天布利」は「セタラヰ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android