瀬良垣村(読み)しらかちむら

日本歴史地名大系 「瀬良垣村」の解説

瀬良垣村
しらかちむら

[現在地名]恩納瀬良垣せらかき

恩納うんな間切の北東部に位置し、西は恩納うんな村、北は東シナ海に面し、東は安富祖あふす村。所属間切の変遷は恩納村に同じ。恩納おんな岳の北麓に立地する。絵図郷村帳では金武ちん間切のうちに「せらかち村」とみえる。琉球国高究帳でも金武間切に「せらかち村」とみえ、高頭六〇石余、うち田五五石余・畠四石余。「琉球国由来記」には恩納間切に「瀬良垣村」とみえ、ヨリアゲ森・根神火神・神アシアゲの三拝所があり、瀬良垣根神がヨリアゲ森・根神火神を、恩納ノロが神アシアゲを管轄していた。「恩納村誌」によれば当村古島は現集落の南側の山手に当村最高の拝み川であるアガリガー(東井)の西側の標高五〇メートルの地にあったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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