瀬辺地村
せへじむら
[現在地名]蓬田村瀬辺地
瀬辺地川の流域一帯を占め、東は陸奥湾に臨み、南は郷沢村、西は中山山脈で中里村(現北津軽郡中里町)、北は広瀬村に接する。
正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎郡の新田に「大瀬辺地村」として高五五・八八石とあるが、これは広瀬村の旧称で、瀬辺地村は当時小瀬辺地と称していたといわれる。貞享四年(一六八七)の検地帳によれば、村高一四一・五石、うち田方一一八・一石、水田耕作が主である。検地後に小瀬辺地から瀬辺地と改称したという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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