瀬辺地村(読み)せへじむら

日本歴史地名大系 「瀬辺地村」の解説

瀬辺地村
せへじむら

[現在地名]蓬田村瀬辺地

瀬辺地川の流域一帯を占め、東は陸奥湾に臨み、南は郷沢ごうさわ村、西は中山なかやま山脈中里なかさと(現北津軽郡中里町)、北は広瀬ひろせ村に接する。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に「大瀬辺地村」として高五五・八八石とあるが、これは広瀬村の旧称で、瀬辺地村は当時小瀬辺地と称していたといわれる。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高一四一・五石、うち田方一一八・一石、水田耕作が主である。検地後に小瀬辺地から瀬辺地と改称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android