火を吐く(読み)ヒヲハク

デジタル大辞泉 「火を吐く」の意味・読み・例文・類語

・く

火を吹き出す。「―・く銃口
激しい口調で論じたてる。「舌端―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火を吐く」の意味・読み・例文・類語

ひ【火】 を 吐(は)

  1. 火を吹き出す。炎を激しく吹き出す。
    1. [初出の実例]「演戯・説経、火を吐き馬呑む。諸凡の伎を售(う)る者、萃て淵藪を為す」(出典江戸繁昌記(1832‐36)初)
  2. 猛獣などのはく息のすさまじいさま、また、弁論や口調などがひじょうに激烈なさまのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「火を吐てなじる債鬼の舌長し」(出典:妻木(1904‐06)〈松瀬青々〉冬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android