火取蛾(読み)ひとりが

精選版 日本国語大辞典 「火取蛾」の意味・読み・例文・類語

ひとり‐が【火取蛾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ヒトリガ科のやや大形のガ。はね開張約八センチメートル。前ばねは黒褐色の地に黄白色の条斑があり、後ろばねは赤色の地に黒紋がある。八、九月頃発生し、灯火によく飛来する。幼虫は「くまけむし」と呼ばれる毛虫で、クワニワトコなどの葉を食べる。本州以北に分布。国外ではユーラシア大陸北部からヒマラヤ、北アメリカに広く分布する。
  3. 一般的に灯火に集まってくる蛾。とうが。《 季語・夏 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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