火坑(読み)カキョウ

デジタル大辞泉 「火坑」の意味・読み・例文・類語

か‐きょう〔クワキヤウ〕【火坑】

仏語。火の燃えている穴。特に、地獄にある火の穴。また、煩悩ぼんのうの恐ろしさをたとえていう。かこう。

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精選版 日本国語大辞典 「火坑」の意味・読み・例文・類語

か‐きょう クヮキャウ【火坑】

〘名〙 (「きょう」は「坑」の呉音)
① 仏語。火の燃えている穴。特に地獄にある火の穴。また、煩悩の恐ろしさを火にたとえてもいう。かこう。
※愚迷発心集(1213頃)「目盲足蹇て火坑に堕なんとす」 〔易林本節用集(1597)〕〔法華経普門品
猛暑酷暑。かこう。
※閻浮集(1366頃)初秋偶作「目前正是清涼界、知有幾人離火坑

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