最新 地学事典 「火山放出物未熟土」の解説
かざんほうしゅつぶつみじゅくど
火山放出物未熟土
volcanogenous regosols
火山砕屑物を母材とし,層位の分化がなく,表土の腐植含量が5%未満,粘土化もほとんど進んでいない土壌。数百年以内に噴出した新鮮な砂質または礫質の降下火砕堆積物または火砕流堆積物からなる。日本では活火山の山麓やその東側の地域に広く分布する。養分保持力や保水力に乏しく,農地として利用する場合は有機質資材を用いた土壌改良や客土などの土壌改良が必要。この土壌の大部分は林地となっているが,植被が失われると侵食が起こりやすい。
執筆者:宮地 直道
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

