火灯額(読み)カトウビタイ

デジタル大辞泉 「火灯額」の意味・読み・例文・類語

かとう‐びたい〔クワトウびたひ〕【火灯額】

近世、女の額ぎわの形の名。火灯形の額ぎわ。富士額雁金額かりがねびたい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火灯額」の意味・読み・例文・類語

かとう‐びたいクヮトウびたひ【火灯額・瓦灯額】

  1. 火灯額〈女用訓蒙図彙〉
    火灯額〈女用訓蒙図彙〉
  2. 〘 名詞 〙 ( 「がとうびたい」とも ) 女性の髪の生え際を火灯形にしたもの。富士額。雁金(かりがね)額。火灯口
    1. [初出の実例]「おもりづきん浅く、火燈(クヮトウ)びたいを取ひろげ」(出典浮世草子・浮世栄花一代男(1693)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android