火鼠の皮衣(読み)ひねずみのかわごろも

精選版 日本国語大辞典 「火鼠の皮衣」の意味・読み・例文・類語

ひねずみ【火鼠】 の 皮衣(かわごろも・かわぎぬ)

  1. 火鼠毛皮で作った、火に焼けることのない衣(ころも)実際には石綿をさしていい、南方火山にすむ火鼠の毛で織ったとして名づけたもの。火浣布(かかんぷ)
    1. [初出の実例]「もろこしにある火ねずみのかはぎぬ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android