最新 地学事典 「灰泡蒼鉛」の解説
かいあわそうえん
灰泡蒼鉛
beyerite
化学組成2(CO3)2O2の鉱物。正方晶系,空間群I4/mmm,格子定数a0.3767nm, c2.1690,単位格子中2分子含む。正方板状結晶,塊状・土状集合。白~黄白~黄色,また灰緑・灰色など,ガラス~土状光沢。劈開なし。硬度2~3,比重6.56。薄片では無~淡黄色,屈折率ω2.13, ε1.97,一軸性負。Caの一部をPbが置換することがある。自然蒼鉛・ホセ鉱などを含むペグマタイトや鉱床の酸化帯に泡蒼鉛などを伴う。日本では大分県南海部郡宇目町夏木谷などから産出。名称はドイツの鉱山技師で鉱物学者でもあったA.Beyer(1743~1805)にちなむ。
執筆者:青木 義和・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

