炊出し(読み)タキダシ

デジタル大辞泉 「炊出し」の意味・読み・例文・類語

たき‐だし【炊(き)出し】

災害時などに、飯を炊いて配ること。

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精選版 日本国語大辞典 「炊出し」の意味・読み・例文・類語

たき‐だし【炊出・焚出】

  1. 〘 名詞 〙 大勢の人に飯をたいて出すこと。特に、火事洪水地震などの非常時に、飯をたいて被災者に配ること。
    1. [初出の実例]「楽屋に昼飯といふあり、是は大夫元より焚出しをする、昔は汁と菜と付たるよし、今は飯計也」(出典:劇場新話(1804‐09頃)上)

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世界大百科事典(旧版)内の炊出しの言及

【火事】より

…見舞いについては,都市でも農村でも現在もさまざまな形でみられる。最も一般的なのは炊出しである。悲しみにくれている被災者を励ますためもあり,東京とその周辺では,握飯を円形の浅い桶に入れ,その周囲にたくあん漬の下の皮まで切り落とさないものを入れて,連帯性を象徴した形にするが,これは火事の場合に限るといっている。…

※「炊出し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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