デジタル大辞泉
「太夫元」の意味・読み・例文・類語
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たゆう‐もとタイフ‥【大夫元】
- 〘 名詞 〙 演劇、演芸などの興行責任者。俳優や裏方をやとって一座を組織し、これを金主や座主に売り込んで興行する人。江戸時代には俳優の上に立つ監督者であり、江戸では座元がこれを兼ねた。
- [初出の実例]「俄に太夫本(モト)するのよしにて金子千弐百両借給へと」(出典:浮世草子・椀久二世(1691)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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太夫元
たゆうもと
芝居興行の責任者。発生期の女歌舞伎では,最高級の遊女を太夫と呼んだので,その元締めの意からきているといわれる。のち江戸では,劇場の所有者である座元 (上方では「座本」) が,興行権をもっていたため (上方は別) ,太夫元が興行の全責任を負った。中村勘三郎,市村羽左衛門のように役者が座元である場合もあった。座元の息子は若太夫と呼ばれた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の太夫元の言及
【座元(座本)】より
…江戸時代の歌舞伎の興行権を持つ者の称。櫓主,太夫元ともいう。江戸では,1624年(寛永1)に猿若(中村)勘三郎が幕府に願い出て,中橋での興行を許されたのが座元の始まりで,以後,都伝内,村山又三郎,山村小兵衛(長太夫),河原崎権之助,森田太郎兵衛,玉川新十郎がそれぞれ劇場を立てて座元となった。…
【太夫】より
… 浄瑠璃以外では,歌舞伎の女方の長を太夫と呼ぶが,これは初期の遊女歌舞伎時代に,格式の高い遊女を太夫と尊称したことから発した伝統をうけついだものである。ひいては,遊女の抱え主がその興行を監督したところから,歌舞伎芝居の元締めにあたる者を[太夫元]といった。また江戸時代後期になると,万歳の太夫と才蔵,猿回しの太夫など大道芸,門付(かどづけ)芸のたぐい,さらには見世物芸の動物さえも太夫と称するようになった。…
※「太夫元」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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