炭山南木(読み)スミヤマ ナンボク

20世紀日本人名事典 「炭山南木」の解説

炭山 南木
スミヤマ ナンボク

昭和期の書家 元・大阪樟蔭女子大教授。



生年
明治28(1895)年3月25日

没年
昭和54(1979)年11月23日

出生地
香川県小豆郡苗羽村(小豆島)

別名
号=無隣庵

学歴〔年〕
京都市立美術工芸学校〔大正4年〕卒

主な受賞名〔年〕
日展特選(第5回)〔昭和24年〕「漁父の辞」,日本芸術院賞〔昭和36年〕,大阪市民文化賞〔昭和37年〕,紺綬褒章〔昭和41年〕

経歴
父・炭山芦州に漢籍と五法流書法の伝授を受け、のち川谷尚亭師事。昭和9年から16年まで月刊紙「皇国書道」を発刊。20年日本書芸院副会頭、30年同初代理事長に。6年大阪府立夕陽丘高等女学校教諭、28年大阪障蔭女子大教授、この間33年から3年間奈良教育大学教授も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「炭山南木」の解説

炭山南木 すみやま-なんぼく

1895-1979 昭和時代の書家。
明治28年3月25日生まれ。川谷尚亭に師事。昭和17年神融会を設立。21年辻本史邑(しゆう)らと日本書芸院を設立,のち理事長。26年日展で特選。37年「白楽天詩」で芸術院賞。大阪樟蔭女子大教授,東大阪書道協会会長などをつとめた。昭和54年11月23日死去。84歳。香川県出身。京都市立美術工芸学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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