炳焉(読み)ヘイエン

デジタル大辞泉 「炳焉」の意味・読み・例文・類語

へい‐えん【××焉】

[ト・タル][文][形動タリ]はっきりとしているさま。あきらかなさま。炳然。炳乎へいこ
「時に―とした悲しみに」〈嘉村途上

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「炳焉」の意味・読み・例文・類語

へい‐えん【炳焉】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 あきらかなさま。いちじるしいさま。
    1. [初出の実例]「件泉殊被洒掃。風流炳焉。其水冷不寒冬之水」(出典明衡往来(11C中か)上本)
    2. [その他の文献]〔班固‐両都賦序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「炳焉」の読み・字形・画数・意味

【炳焉】へいえん

明らか。漢・班固両都の賦の序〕孝の世、論じて之れをす。蓋(けだ)し奏する。而る後大、炳焉として三代と風を同じうす。~國家の美、闕(か)くべからざるなり。

字通「炳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android