デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「為哥可君」の解説 為哥可君 いかかのきみ 「日本書紀」にみえる官吏。河内直(かわちのあたい)の先祖たちにそそのかされ,国難を憂慮せず暴虐をかさねたため任那(みまな)(朝鮮)日本府から放逐されたという。のちの欽明(きんめい)天皇5年(544)日本府で親新羅(しらぎ)の立場をとる河内直を百済(くだら)(朝鮮)の聖明王が非難したとき,引き合いにだされた。紀大磐(きの-おいわ)と同一人物ともされる。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例