デジタル大辞泉 「為為」の意味・読み・例文・類語 す‐す【▽為▽為】 [連語]《動詞「す(為)」の終止形を重ねたもの》しつつ。しながら。「梓弓末に玉巻きかく―そ寝なななりにし奥をかぬかぬ」〈万・三四八七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「為為」の意味・読み・例文・類語 しい‐しい【為為】 〘 副詞 〙 ( 動詞「する」の連用形「し」を重ねた「しし」の変化したものから ) その動作を何度も繰り返す意を、また、その動作を続けながら、別の動作を行なうことをあらわす。[初出の実例]「其たんびに私が辱しめ辱しめ為い為いしたら、あれでも些(ちっ)とは耻ぢたと見えてネ」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一) す‐す【為為】 〘 連語 〙 ( 動詞「す(為)」の終止形を重ねたもの ) しながら。しつつ。[初出の実例]「小菅ろの浦吹く風の何(あ)ど須酒(スス)か愛(かな)しけ児ろを思ひ過さむ」(出典:万葉集(8C後)一四・三五六四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例