日本歴史地名大系 「烏瓜村」の解説 烏瓜村からすりむら 茨城県:新治郡八郷町烏瓜村[現在地名]八郷町嘉良寿里(からすり)恋瀬(こいせ)川から東に延びる谷津田の最深部に位置し、東は山崎(やまざき)村、西は片岡(かたおか)村。常陸国府(現石岡市)に通ずる古道(瓦谷街道)が村内を通る。江戸時代は旗本領で、元禄郷帳の村高は一九六石余。幕末に嘉良寿里村と改称し、旗本長谷川氏領二〇八石余(各村旧高簿)。瓦谷(かわらや)街道の北に接する畑地に嘉良寿里経塚がある。削平されているため塚の形状は明らかでないが、地表下五〇センチから発見された外容器は箱状の花崗岩の中央をうがったもので、蓋を備え、内部に大永年間(一五二一―二八)銘の経筒が収められていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by