烏頭村(読み)うとうむら

日本歴史地名大系 「烏頭村」の解説

烏頭村
うとうむら

[現在地名]美星町烏頭

宇戸うと村の北にあり、北は宇戸谷うとだに村。寛永備中国絵図・正保郷帳・天保郷帳では宇戸村に含まれて高付されるが、実態的には各々村方三役がいる独立村で、当村は大宇戸村ともよばれた。慶長一七年(一六一二)の徳川家康判物(記録御用所本古文書)で「烏双村」二一九石余が旗本毛利重次に与えられている。この時に宇戸村から分村したと思われ、以降同家領で幕末に至る。寛文二年(一六六二)検地帳(井口文書)では田方二二三石余・一六町五反余、畑方八八石余・一一町七反余、家数五四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android