美星町(読み)びせいちよう

日本歴史地名大系 「美星町」の解説

美星町
びせいちよう

面積:七三・二二平方キロ

郡の北部に位置する。北は川上かわかみ成羽なりわ町・高梁たかはし市、東は総社市、東と南は矢掛やかげ町、南は井原市、西は後月しつき芳井よしい町・川上郡川上町と接する。吉備高原南端の標高約三〇〇―四〇〇メートルの台地上に開ける。いずれも高梁川水系に属する小田川支流の美山みやま川・大倉おおくら川、成羽川支流の日名ひな川などの上流地域にあたる。黒木くろぎから産する貝殻石灰石は、県南古墳の石棺に使われている。近世幕府領・藩領・旗本領が錯綜、各村ごとの領主も目まぐるしく変遷し、山間地であることと相まって、山論・水論なども多くみられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報