焄蒿(読み)クンコウ

デジタル大辞泉 「焄蒿」の意味・読み・例文・類語

くん‐こう〔‐カウ〕【××蒿】

《「焄」はよい薫り、「蒿」は気が立ちのぼる意》香気の立ちのぼること。

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精選版 日本国語大辞典 「焄蒿」の意味・読み・例文・類語

くん‐こう‥カウ【焄蒿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「焄」はこうばしくにおう、「蒿」は高くのぼる意 ) 香気が立ち上る様子。「焄蒿悽愴(くんこうせいそう)」の形で、気が立ち上って人の精神をおそれおののかすことの意に用いられ、鬼神の気の形容とする。
    1. [初出の実例]「之れに対して焄蒿悽愴の誠を致せば」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉二)

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