焙烙売(読み)ほうろくうり

精選版 日本国語大辞典 「焙烙売」の意味・読み・例文・類語

ほうろく‐うり ハウロク‥【焙烙売】

[1] 〘名〙 焙烙を売り歩く者。焙烙屋。
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)上「世にはあぶなひ事が多ひ。まづ、脚気臑のほふろくうり」
[2] ((一)の所作を主とするところから) 歌舞伎所作事。常磐津節「色附初玉章(いろづくやしょてのたまずさ)」の通称。安永八年(一七七九江戸中村座初演。初世笠縫専助作詞。二世岸沢古式部作曲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「焙烙売」の解説

焙烙売
(通称)
ほうろくうり

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
色附発玉章
初演
安永8.8(江戸・中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android