無アルカリガラス(読み)むあるかりがらす(その他表記)non-alkaline glass

日本大百科全書(ニッポニカ) 「無アルカリガラス」の意味・わかりやすい解説

無アルカリガラス
むあるかりがらす
non-alkaline glass

ナトリウムカリウムなどのアルカリ成分を含まないガラス。一般には二酸化ケイ素、酸化アルミニウム酸化ホウ素および酸化カルシウム酸化バリウムなどのアルカリ土類金属酸化物を主成分にもつ。アルカリ成分のかわりにホウ酸を添加することで溶融性を維持している。薬品や水などによって表面が浸食されにくく、電気絶縁性に優れている。また、アルミノホウケイ酸塩系の無アルカリガラスは、ソーダ石灰ガラス(ソーダライムガラス)に比べて加熱冷却による寸法変化が小さく、高い弾性率を示す。これらの特長を利用して、液晶用基板ガラスや光磁気ディスク用基板ガラスとして応用されている。

[伊藤節郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む