無み（読み）ナミ

デジタル大辞泉「無み」の意味・読み・例文・類語

［連語］《形容詞「なし」の語幹「な」＋接尾語「み」》…ないので。…なさに。
「よるべ―身をこそ遠くへだてつれ」〈古今・恋三〉

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(形容詞「ない」の語幹に「み」の付いたもの。→み) 無いので。無いままに。

※古事記（712）下・歌謡「おほたくみをぢ那美(ナミ)こそ隅傾けれ」

※源氏（1001‐14頃）明石「いぶせくも心に物を悩むかなやよやいかにと問ふ人もなみ」

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