日本歴史地名大系 「無二亦寺」の解説 無二亦寺むにやくじ 茨城県:勝田市市毛村無二亦寺[現在地名]勝田市市毛字本郷坪(ほんごうつぼ)にある。日蓮宗で、一乗山と号する。本尊は十界曼荼羅。日蓮の木像を安置。元禄一四年(一七〇一)の創建といい、「水府志料」はその由来について、<資料は省略されています>と記す。元禄期に市毛(いちげ)村と津田(つだ)村の鹿島明神がともに三十番神に、田彦(たびこ)村の熊野権現が七面大明神に改められ、無二亦寺の支配下に置かれて各村民が檀家とされるなど藩の庇護を受けた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報