無妄(読み)むぼう

精選版 日本国語大辞典 「無妄」の意味・読み・例文・類語

む‐ぼう ‥バウ【無妄】

〘名〙 (「ぼう」は「妄」の漢音)
道理にはずれないこと。偽りやでたらめでないこと。むもう。
翁問答(1650)下「天道神理にかなふを無欲とし無妄(ムバウ)とす」 〔管子‐宙合
② 思いがけないことが起こること。予期していないこと。無望。〔戦国策‐楚策〕
③ (「无妄」と書く) 易の六十四卦の一つ。。上卦は乾(天)、下卦は震(雷)。雷が天の下に鳴る象で、呼ばないのに災害が来ることを表わす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android