無山村(読み)むやまむら

日本歴史地名大系 「無山村」の解説

無山村
むやまむら

[現在地名]室生村大字無山

多田ただ村の西南笠間かさま川発源地域、小渓谷の山村。承元四年(一二一〇)一二月一一日の僧兼春解案(東大寺文書)に「在大和国山辺郡牟(山)庄内水田壱町」とあり、嘉禎二年(一二三六)の春日御社庄薗并散在田地等事(春日神社文書)その他にも「牟山」の地名を記す。都水分神社縁起(大和志料)によると興福寺喜多きた二階堂にかいどう領山内七庄のうちに牟山の荘名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む