無愧(読み)ムギ

デジタル大辞泉 「無愧」の意味・読み・例文・類語

む‐ぎ【無×愧】

[名・形動]仏教では「むき」とも》悪事を働いても恥じないこと。また、その人や、そのさま。
「―な卑屈な侮らるべき下劣な情念を」〈嘉村・崖の下〉

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精選版 日本国語大辞典 「無愧」の意味・読み・例文・類語

む‐き【無愧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「むぎ」とも ) 他人に対して恥じないこと。世間を顧みないで粗暴な行ないや悪事を働くこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「憍慢、忿怒〈略〉無慚、無愧」(出典:三教指帰(797頃)下)
    2. 「無愧な卑屈な侮らるべき下劣な情念を」(出典:崖の下(1928)〈嘉村礒多〉)
    3. [その他の文献]〔荘子‐在宥〕

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普及版 字通 「無愧」の読み・字形・画数・意味

【無愧】むき

恥なし。

字通「無」の項目を見る

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