無気(読み)むき

精選版 日本国語大辞典 「無気」の意味・読み・例文・類語

む‐き【無気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 気力のないこと。無気力。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「我々より之を視れば、何分にも無気無力にして、大丈夫の精神がなく」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下)
  3. 万物存在もととなる気が存在しないこと。生命根元がないこと。
    1. [初出の実例]「木や竹をきりて宮室にすれば無気の非情ぞ」(出典:日本書紀兼倶抄(1481))
    2. [その他の文献]〔荘子‐至楽〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む