無状(読み)ムジョウ

デジタル大辞泉 「無状」の意味・読み・例文・類語

む‐じょう〔‐ジヤウ〕【無状】

取り上げるほどの善行功績のないこと。
無作法なこと。無礼。亡状ぼうじょう
「ソノフルマイ甚ダ―」〈和英語林集成

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精選版 日本国語大辞典 「無状」の意味・読み・例文・類語

む‐じょう‥ジャウ【無状】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 功績がないこと。取り立てていうほどのよい行ないがないこと。
    1. [初出の実例]「事君無状、未涓埃益乎国」(出典:宕陰存稿(1867)三・送安井仲平東游序)
    2. [その他の文献]〔史記‐夏本紀〕
  3. よくない行ない。また、礼儀がないこと。無礼。無作法。亡状(ぼうじょう)
    1. [初出の実例]「母儀の老を又幼を、都にとどめて不定の再覲を契おく。無状かな」(出典:類従本海道記(1223頃)序)
  4. 愛着。〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「無状」の読み・字形・画数・意味

【無状】むじよう(じやう)

ぶざま。〔史記、賈誼伝〕懷王騎し、馬より墮ちて死せり。~賈生、自ら傅(ふ)爲(た)りて無なるを傷(いた)み、哭泣すること餘、亦た死せり。

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