無目堅間(読み)マナシカタマ

デジタル大辞泉 「無目堅間」の意味・読み・例文・類語

まなし‐かたま【目堅間/籠】

目を細かくかたく編んだ竹かご。上代の舟の一種ともいう。めなしかたま。
「乃ち―を作りて彦火火出見尊ひこほほでみのみことかたまの中にいれ」〈神代紀・下〉

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「無目堅間」の意味・読み・例文・類語

まなし‐かたま【無目堅間】

  1. 〘 名詞 〙 隙間もないほど、密に編んだ竹籠獣皮を張って船にしたといわれる。まなしかつま。まなしかたみ。めなしかたま。
    1. [初出の実例]「無目堅間(マナシカタマ)を以て浮木(うけき)に為て」(出典日本書紀(720)神代下(鴨脚本訓))

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