無辺光(読み)ムヘンコウ

デジタル大辞泉 「無辺光」の意味・読み・例文・類語

むへん‐こう〔‐クワウ〕【無辺光】

仏語阿弥陀仏の発する十二光の一。一切の世界をあまねく照らす光明
無辺光仏」の略。
勢至菩薩せいしぼさつ異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「無辺光」の意味・読み・例文・類語

むへん‐こう‥クヮウ【無辺光】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 仏語。十二光の一つ阿彌陀仏の光が一切の世界をあまねく照らしてかぎりがないことをたたえたもの。
    1. [初出の実例]「普放无量无辺光〈略〉超日月光塵刹」(出典教行信証(1224)二)
  2. [ 2 ]
    1. [ 一 ] 無辺光仏のこと。
    2. [ 二 ] 勢至菩薩(せいしぼさつ)のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android