十二光(読み)ジュウニコウ

デジタル大辞泉 「十二光」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐こう〔ジフニクワウ〕【十二光】

阿弥陀仏光明を12の功徳くどくに分けてたたえる呼び名。無量光無辺光無碍光むげこう無対光燄王光えんのうこう清浄光しょうじょうこう歓喜光かんぎこう智慧光・不断光・難思光・無称光超日月光ちょうにちがっこう

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精選版 日本国語大辞典 「十二光」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐こうジフニクヮウ【十二光】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。光の仏である阿彌陀仏の光明の功徳のはたらきを一二種に分けたもの。すなわち、無量光・無辺光・無碍(むげ)光・無対光・炎王光・清浄光・歓喜光・智慧光・不断光・難思光・無称光・超日月光の称。
    1. [初出の実例]「十二如来とまふすはすなわち阿彌陀如来の十二光の御名なり」(出典:尊号真像銘文(1255)本)

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