然あれど(読み)シカアレド

デジタル大辞泉 「然あれど」の意味・読み・例文・類語

しかあれど

そうではあるが。しかしながら。しかはあれど。しかあれども。しかれど。しかれども。
「知れる人わづかに一人二人なりき。―、これかれ得たる所、得ぬ所、互ひになむある」〈古今仮名序

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精選版 日本国語大辞典 「然あれど」の意味・読み・例文・類語

しか【然】 あれど

  1. 接続詞的に用いて先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。そうであるが。しかしながら。しかれど。されど。しかあれども。
    1. [初出の実例]「いにしへのことをも、歌のこころをも、知れる人、わづかにひとりふたりなりき。しかあれど、これかれ、得たるところ、得ぬところ、たがひになむある」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)

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