然菅の渡り(読み)シカスガノワタリ

デジタル大辞泉 「然菅の渡り」の意味・読み・例文・類語

しかすが‐の‐わたり【然菅の渡り】

三河国宝飯ほい郡の吉田川(現在の豊川)の河口にあった渡し場。[歌枕
「ゆけばありゆかねば苦し―に来てぞ思ひわづらふ」〈中務集

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「然菅の渡り」の意味・読み・例文・類語

しかすが【然菅】 の 渡(わた)

  1. 三河国(愛知県宝飯郡、豊川(古称、飽海川)の河口付近にあった渡し場。歌枕。
    1. [初出の実例]「行き通ふ舟せはあれどしかすがのわたりはあともなくぞありける」(出典:順集(983頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android