焼付(読み)やきつけ

精選版 日本国語大辞典 「焼付」の意味・読み・例文・類語

やき‐つけ【焼付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陶磁器の釉(うわぐすり)の表面に、着色顔料文様を描き、再び錦窯(きんがま)で焼いて付着させること。上絵付。
    1. [初出の実例]「田の浦の陶場に、焼着(ヤキツケ)画窯(ゑがま)の良結果を奏するまで」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉一)
  3. 加熱による金属の表面加工の一つ。
    1. [初出の実例]「太刀〈略〉めぬき、我家の紋を焼付にすべし」(出典:宗五大草紙(1528)衣装の事)
  4. 写真で、ネガ感光紙を重ねて光をあて、現像・定着をして陽画を作ること。プリント。
    1. [初出の実例]「此三日天気の宜しからぬ為め焼付が出来ぬより」(出典:郵便報知新聞‐明治一七年(1884)五月三一日)
  5. めっきをすること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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