焼殺(読み)やきころす

精選版 日本国語大辞典 「焼殺」の意味・読み・例文・類語

やき‐ころ・す【焼殺】

〘他サ五(四)〙 焼いて殺す。焼け死にさせる。
今昔(1120頃か)二五「皆家に籠て、或は射し或は焼しつ」

しょう‐さつ セウ‥【焼殺】

〘名〙
① (「殺」は上の動詞の意を強める助字) 焼きつくすこと。〔李羣玉‐贈魏三十七〕
② やきころすこと。しょうせつ。
日本外史(1827)一五「勝家遂自焼殺」 〔史記‐魏豹伝〕

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デジタル大辞泉 「焼殺」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さつ〔セウ‐〕【焼殺】

[名](スル)焼き殺すこと。

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普及版 字通 「焼殺」の読み・字形・画数・意味

【焼殺】しよう(せう)さつ

やき殺す。〔史記、項羽紀〕項王、紀信を見て、王は安(いづ)くに在るかと問ふ。信曰く、王已(すで)に出でたりと。項王、紀信を燒す。

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