焼準(読み)ショウジュン(英語表記)normalizing

デジタル大辞泉 「焼準」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じゅん〔セウ‐〕【焼準】

焼き準し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焼準」の意味・わかりやすい解説

焼準
しょうじゅん
normalizing

鋼材に行われる熱処理一種。焼ならしともいう。 A3 曲線または Acm 曲線 (→鉄鋼の変態 ) 以上の温度に十分な時間保持したのち,空気中またはわら灰の中で放冷する。完全な焼鈍は時間がかかるのでこの方法が実際上よく行われる。炭素鋼ではこの程度のやや速い冷却速度でも微細な標準組織パーライトへの共析が進行するので焼準という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android