焼準(読み)ショウジュン(その他表記)normalizing

デジタル大辞泉 「焼準」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じゅん〔セウ‐〕【焼準】

焼き準し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 鉄鋼 変態 A3

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焼準」の意味・わかりやすい解説

焼準
しょうじゅん
normalizing

鋼材に行われる熱処理一種。焼ならしともいう。 A3 曲線または Acm 曲線 (→鉄鋼の変態 ) 以上の温度に十分な時間保持したのち,空気中またはわら灰の中で放冷する。完全な焼鈍は時間がかかるのでこの方法が実際上よく行われる。炭素鋼ではこの程度のやや速い冷却速度でも微細な標準組織パーライトへの共析が進行するので焼準という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android