煥乎(読み)かんこ

精選版 日本国語大辞典 「煥乎」の意味・読み・例文・類語

かん‐こクヮン‥【煥乎】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 明らかなさま。輝かしいさま。
    1. [初出の実例]「比興争宣気質衝揚。風雅勧戒煥乎可観」(出典性霊集‐序(835頃))
  3. 文章のあざやかなさま。
    1. [初出の実例]「蟹行の書、蚯蟠の字、煥乎として皆其れ文章有り」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)
    2. [その他の文献]〔論語‐泰伯〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「煥乎」の読み・字形・画数・意味

【煥乎】かん(くわん)こ

明らかなさま。〔論語泰伯〕大なる哉(かな)、堯の君爲(た)るや、~巍巍乎(ぎぎこ)として其れり。煥乎として其れり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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