デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊之凝」の解説 熊之凝 くまのこり 「日本書紀」にみえる武人。仲哀(ちゅうあい)天皇の没後,忍熊(おしくまの)皇子と神功(じんぐう)皇后があらそったとき,忍熊軍の先鋒(せんぽう)となり,皇后側の武内宿禰(たけしうちのすくね)・武振熊(たけふるくま)軍を菟道(うじ)(宇治)にむかえ撃ち,声たからかに歌をよんで兵を激励したという。忍熊軍は偽装の和睦にあざむかれ,武器をすてたところを攻められ全滅した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例