日本歴史地名大系 「熊之木村」の解説 熊之木村くまのきむら 栃木県:塩谷郡塩谷町熊之木村[現在地名]塩谷町熊ノ木喜佐見(きざみ)村の南西に位置し、西部を荒(あら)川が南流する。熊野木・熊貫などとも記された。慶安郷帳では高二三六石余、田方一二一石余・畑方一一四石余。元禄郷帳の高三二六石余。天保年間(一八三〇―四四)の家数一六(改革組合村)。元和年間(一六一五―二四)本多正純が宇都宮城普請の際、弁天(べんてん)川沿いのけやきの大木を献上、以後同川の水が減少して水田用水が不足、明和二年(一七六五)鹿又(かのまた)堀を開削して荒川より水を流す。日光北街道の荒川の(さいかち)橋架橋の時は、当村庄屋が藩役所に申請、材木ならびに他の材料払下げを受け、村民で架橋する慣例であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by