熊岡美彦(読み)クマオカ ヨシヒコ

20世紀日本人名事典 「熊岡美彦」の解説

熊岡 美彦
クマオカ ヨシヒコ

大正・昭和期の洋画家



生年
明治22(1889)年3月

没年
昭和19(1944)年10月1日

出生地
茨城県石岡市

学歴〔年〕
東京美術学校西洋画科〔大正2年〕卒

主な受賞名〔年〕
帝展特選(第1回)〔大正8年〕「朝鮮服を着たる女」,帝国美術院賞(第1回)〔大正14年〕「緑衣

経歴
美校では和田英作藤島武二師事。大正2年から文展に出品、8年第1回帝展に出品した「朝鮮服を着たる女」が特選となった。14年第6回帝展出品の「緑衣」で賞を得た。15年欧州遊学、昭和4年帰国。5年斎藤与里とともに東光会を結成、10年熊岡洋画道場を設立した。文展、帝展、東光会に発表を続け、文展審査員となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊岡美彦」の解説

熊岡美彦 くまおか-よしひこ

1889-1944 大正-昭和時代前期の洋画家。
明治22年3月9日生まれ。大正15年「緑衣」で第1回帝国美術院賞。フランス遊学ののち昭和7年斎藤与里(より)らと東光会を結成。熊岡絵画道場で後進を指導し,新文展審査員などもつとめた。昭和19年10月1日死去。56歳。茨城県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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