緑衣(読み)リョクイ

デジタル大辞泉 「緑衣」の意味・読み・例文・類語

りょく‐い【緑衣】

緑色衣服
六位官人が着た緑色のほう緑衫ろうそうみどりころも。

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精選版 日本国語大辞典 「緑衣」の意味・読み・例文・類語

りょく‐い【緑衣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 緑色の衣服。また、鸚鵡(おうむ)の羽のたとえ。
    1. [初出の実例]「巧語能言同弁士、緑衣紅觜異衆禽」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)二・聞大宋商人献鸚鵡〈大江佐国〉)
    2. [その他の文献]〔禰衡‐鸚鵡賦〕
  3. ( みどりは間色でいやしいとされたところから ) いやしい者の着るきもの。いやしい衣服。〔詩経‐邶風・緑衣〕
  4. 六位の官人の着る緑衫(ろうそう)
    1. [初出の実例]「ともの宮人おしなべて、緑衣の袖をぞしぼりける」(出典:平家物語(13C前)七)

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