熊川茶碗(読み)こもがいぢゃわん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熊川茶碗」の意味・わかりやすい解説

熊川茶碗
こもがいぢゃわん

高麗茶碗一種朝鮮の慶尚南道洛東江の熊川港から日本に輸出されたのでこの名があるとされる。素地 (きじ) や釉調によって,真熊川,鬼熊川,絵熊川,紫熊川,ぬめり熊川などに区別されている。高台 (こうだい) が大きく,見込に丸いくぼみがあり,口端が外ぞりになっている点に特色がある。室町時代末期から佗茶の流行によって朝鮮の茶碗が賞玩され,三島井戸茶碗などとともに茶人に珍重された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む