日本歴史地名大系 「熊碓村」の解説 熊碓村くまうすむら 北海道:後志支庁小樽市熊碓村[現在地名]小樽市船浜町(ふなはまちよう)・桜(さくら)一―五丁目・望洋台(ぼうようだい)一―三丁目・朝里川温泉(あさりがわおんせん)明治初年(同二年八月―同六年の間)より同三五年(一九〇二)まで存続した村。小樽市街の東にあり、西に平磯(ひらいそ)岬がある。明治二年の建網数九統(「小樽高島明細書」小樽市史)。同三年に熊碓村が置かれたという。同六年の「後志国地誌提要」に熊碓村とみえ、戸数六四・人口三四六、寄留戸数三、男五三・女二二。同年熊碓教育所開設、同一〇年量徳(りようとく)学校分校となる(一時期閉校、同一四年熊碓学校)。同一二年の「共武政表」に戸数五九・人口三五三、寺一、学校一、馬八、物産は大豆・小豆・小麦・粟・馬鈴薯・蕎麦・鰊・鱒・鮭・昆布・諸木材・薪などとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報