熊走村(読み)くまばしりむら

日本歴史地名大系 「熊走村」の解説

熊走村
くまばしりむら

[現在地名]金沢市熊走町

城力じようりき村の南、犀川上流西岸、国見くにみ山の山麓に位置する。天正(一五七三―九二)初年頃には土田左近・田中藤左衛門・垣内後藤兵衛らが当地に住していたが、柴田勝家によって滅ぼされたといい(加賀志徴・石川郡誌)、当地西方山中にその居館跡と伝える所がある。正保郷帳では城力村と併記され、二村合せて高三一〇石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高二六四石・免六ツ一歩で、ほかに山役五七〇目・蝋役六匁・綿役五匁の小物成があった(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数二五・百姓数二五(高免付給人帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android