デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊野大神」の解説 熊野大神 くまののおおかみ 古代伝承上の神。「延喜(えんぎ)式」祝詞,「出雲(いずも)国風土記」によれば,島根県八束(やつか)郡八雲村熊野の熊野神社の祭神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)の子,素戔嗚尊(すさのおのみこと)をたたえた別名で,くわしくは神祖熊野大神櫛御気野命(かむろきくまののおおかみくしみけぬのみこと)。出雲大社の大国主神とともに出雲国内の最高神とされ,植林および農業をつかさどる。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例