日本歴史地名大系 「熊野道村」の解説 熊野道村ゆやんどむら 富山県:婦負郡婦中町熊野道村[現在地名]婦中町熊野道(やんど)井田(いだ)川の中流左岸に位置し、東は上井沢(かみいさわ)村を経て井田川、西は小倉(おぐら)村。村名は熊野神社の参詣道が通っていたことによると思われる。正保郷帳では島田(しまだ)村とともに小倉村の内とされる。承応四年(一六五五)の村御印では草高二八八石余(うち蔵入一三石余、残りは八人の給地)、免四ツ四歩九厘(村々御印物等書上)。享保六年(一七二一)の高二八九石(「村付高改帳」島倉家文書)。寛政二年(一七九〇)の古高二八九石・定免四ツ四歩五厘、小物成は山役八二匁(高物成品々手鏡)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報